2010年10月6日水曜日

sipのほど互換性の悪いプロトコルはないんだろう、sip検証サービスも登場するほどだ

評価キット
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ソフトフロントが提供するSIP検証サービス「ASMOP Inspector 」は、当社のSIPミドルウェア環境に限らず、お客様の環境でも、「準拠性」「機能性」「相互接続性」のコンサルティングおよび検証作業を行うものです。

ソフトフロントは、業界に先駆けてSIPミドルウェアの開発および提供を行い、VoIP市場の黎明期から商用サービスの構築および運用、国内外での相互接続試験などの事業活動を通じて、SIPの方言や解釈に関する豊富なノウハウと経験を保有しております。

お客様は、SIP専門企業のノウハウを活かすことによって、SIP製品開発におけるさまざまな問題をタイムリーに解決するとともに、品質と開発効率の向上に取り組めます。
RFC規格の解釈

    RFC(Request for Comments)とは、IETF(Internet Engineering Task Force)によってインターネット標準規格として公開されている一連の文書群のことです。SIPも例外ではなく、RFC3261を中心にいくつかのRFCが関連しています。

    RFCは、文書中において異なる要求レベルによって定義されています。「MUST」「MUST NOT」など「必須」と定義されるものや、「SHOULD」「RECOMMENDED」など「要請」と定義されるもの、「MAY」「OPTION」といった「可能」として定義されるものがあります。このうち「要請」「可能」として定義されている部分は、各企業の解釈の曖昧さによって方言として表れます。

    RFCにおいて定義されている主な要求レベル

    (必須) 「MUST」 「MUST NOT」「REQUIRED」「SHALL」「SHALL NOT」
    (要請) 「SHOULD」「SHOULD NOT」「RECOMMENDED」
    (可能) 「MAY」「OPTIONAL」

検証(評価)範囲

  • プロトコル検証

    お客様のOSとプラットフォームを含むSIPミドルウェアを、ブラックボックステストによって準拠性の検証を行います。準拠性検証は、メッセージの作成・解析、シーケンスの整合性などのほか、ソフトフロントが保有するテスト項目書によって、効率的かつ網羅的に行われます。


  • システム検証

    お客様のアプリケーションを含んだシステム全体の機能性検証を行います。SIPの準正常系、異常系などの一般解釈、許容範囲の判断や特定の通信事業者またはSIPサーバーとの互換性(相互接続性)が対象になります。 
    テスト項目書やテスト手順作成のコンサルティングやアドバイスなどを通じて、効率的なSIP製品開発が可能となります。

検証フロー

「ASMOP Inspector」概要

    SIP検証コンサルティング
     
    SIP関連製品の検証に関して、幅広い範囲での支援を行います。
        
    試験項目分析:既存の試験項目を調査し、追加すべき項目の洗い出しや、試験方法に関するアドバイスを行います。
        
    検証レポート作成:検証試験結果から発見された問題点に関して、予測される障害内容を報告いたします。それと同時に、本来期待される動作の提示や、再検証を行う際の手順解説を行うことも可能です。
    準拠性検証
     
    RFCをはじめとし、各種仕様に対する準拠性を検証します。
        
    メッセージ検証:各プロトコルで使用されるメッセージの仕様準拠性を分析します。
        
    シーケンス検証:機能毎のシーケンスの整合性を確認します。
        
    準正常系、異常系エラーの解釈検証:仕様では明確に定義されていない動作に関して、これまで培ったノウハウを元に検証を行います。
    その他の検証
     
    相互接続性検証
        
    NGNサービス、他機器・ネットワークとの相互接続性の検証を行います。
     
    機能性検証
        
    システム全体の各機能の検証を行います。
        
    独自機能に関して、整合性の検証を行います。
    検証ツール
     
    接続試験用ツール:接続試験用SIPクライアント、接続試験用SIPサーバー
     
    試験項目書(SIP、RTP、UPnP、HTTP、SNMP他)

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