【IT・通信】職務経歴書作成のポイント
- 簡単な職務経歴(入退社や部署異動)と得意分野を冒頭に書き、その後、開発経歴をプロジェクト単位に書きましょう。開発経歴は、期間/業務内容/開発環境/役割など、項目ごとに表形式にまとめます。
- マネジメントに関する経験は、業績管理の手法や担当した企画の内容のほか、マネジメントしていた人数(社員、協力会社含む)やその業務内容、部署やチームの実績なども具体的に書きましょう。
- 未経験職種に応募するときは、志望動機の項目をつくり、応募理由と意欲を伝えましょう。
- 職種別の業務内容は、下記の職種別ポイントを参考にしてください。
■ コンサルタント
- 得意な業界や業務知識、経験に加え、貢献度(実績)をアピールするために、所属部署や役割(ポジション)を書きましょう。
- 顧客(法人または個人)、部門などとの折衝/調整業務の経験は非常に重要視される傾向にあります。担当している業界/企業規模/社数などを具体的に書きましょう。
- 業務成果は、具体的に数値を書くことが大切です。成果は、年次ごと、月次ごと、担当した期間の平均実績値、増加率(前年比○%増)などで示します。チームで動いたため、個人の成果を示すことが難しい場合は、所属グループの実績値を書きましょう。サンプル
職務経歴書(コンサルタントのサンプル)
20××年×月×日現在
氏名:○○ ○○
■得意分野
・ 業務プロセスコンサルティング(業務プロセス分析、設計)
・ ERPパッケージ(SAP R/3)およびITシステムコンサルティング(分析、設計、導入)
・ プロジェクトマネジメント業務(最大×名、プロジェクトスケジュール/タスク/リソースの立案および管理)
■職歴概要
20××年×月
○○株式会社入社 □□部へ配属
20××年×月
□□部へ異動
20××年×月
マネジャーに昇格
現在に至る
■業務実績(最近のプロジェクトより列挙)
外資半導体メーカー/BPRプロジェクト
(20××年×月~現在)
【プロジェクト概要】
外資半導体メーカーに向け、売上高・収益率増加のために、業務改善~SAP R/3導入のための設計までを担当。
(担当詳細)
・全世界的に業務改善を実施したため、×人の外国人コンサルタントと共同し、プロジェクトを実施。
・Roll-in のビジネスモデルとAs-is ビジネスモデルのFit-Gap分析
・SAP概要説明ワークショップ、To-be ビジネスフロー完成
・外国人コンサルタントと客先プロジェクトメンバーの意思疎通サポート
【役割/プロジェクト規模】
プロジェクトマネジャー / 弊社メンバー×名
【成果】
分析により、物流の仕組みが各国で統一されていないため、コストがかさんでいたことが分かった。
それを統一するために、現状の組織構造からその土地の慣習なども含めた意識の違いを洗い出し、パッケージ導入と同時に意識改革を提案した結果、×%の収益率アップに貢献した。
国内電気メーカー/ERP導入プロジェクト
(20××年×月~20××年×月)
【プロジェクト概要】
国内電気メーカーに対し、新業務基幹システム(SAP R/3)導入のBPRから設計・開発を担当
(担当詳細)
・製造部門、管理部門の現状業務・問題点調査/分析
・業務の概要の策定および適合性分析の実施(SAP R/3 SD,MM,FI,CO各モジュールのFit/Gap分析)
・新業務基幹システム(SAP R/3)の設計、開発および導入(マネジメント)
・スケジュール管理、タスク管理およびリソース管理の実施
【役割/プロジェクト規模】
プロジェクトリーダー / 弊社メンバー×名、開発要員×名
【成果】
・既存メンバーに対してABC分析を実施し、これによって顕在化した非付加価値業務を大幅削減
することで、間接人員捻出を断行した。
・R/3の導入効果を計測すると同時に、BPRの可能性を最大限に利用して、効率的な業務の設計を実施。
・これにより導入前のコストを○%削減することに成功し、顧客の利益拡大に寄与した。
日系大手通信機器メーカー/次期基幹系システム別新プロジェクト
(20××年×月~20××年×月)
【プロジェクト概要】
日系大手通信機器メーカーに対し、既存基幹系システムを別新して新たに会計・SCM・CRMシステムを導入する中のCRMシステムを導入するプロジェクト。
要件定義後のフェーズから参画し、最大×人の開発チームのリーダーを担当。(担当詳細)
・ チームのスケジュール作成
・ 開発手法、管理手法の定義
・ 進捗/課題の管理
・ レビューの実施
【役割/プロジェクト規模】
チームリーダー/SAP CRMモジュール/クライアント約××名/メンバー数××名
プロジェクトにおける標準や開発手法の検討を行い、それに沿ってプロジェクトが実施されています。
【成果】
また、要件の拡大に伴い、早いタイミングで必要な工数やスケジュールのギャップを見つけ出して、作業の進め方を見直し、必要に応じて人員の追加を依頼する事で、スケジュールに大きな遅延なく担当領域の開発を終えることが出来た。
通信会社/BPRプロジェクト
(20××年×月~20××年×月)
【プロジェクト概要】
清算会社を買収した通信会社に対し、合併に伴う業務プロセスの策定・改善の実施
(担当詳細)
・顧客接点業務改善を実施
・現状業務の調査/分析、新規標準業務の構築を行い、定着化の実施支援
・業務運用課題に伴うシステムツール改善対応、効率化支援
【役割/プロジェクト規模】
メンバー / 弊社メンバー×名
【成果】
※ 各請求拠点での仕組みを統一するために、現状の組織構造から各請求拠点の意識の違いを洗い出し、と同時に業務改革や業務の中に入りこむことでシステムの(VBA)の仕様設計から作成し、コストと時間を大幅に削減(3営業日かかっていた業務を1営業日まで短縮化)。
■ 取得資格等
20××年×月
ソフトウエア開発技術者
20××年×月
PMP
20××月×月
SAP認定コンサルタント(SD)
20××年×月
TOEIC(R)テスト ××点
※現在のレベル: 読解は可能(ただし、辞書引き必要)
■ 自己PR等
これまで、システム開発における幅広い範囲で基礎知識を習得していると自負しております。特に、小規模から大規模のシステム開発におけるプロジェクトリーダーの経験により培ったマネジメント能力や顧客折衝能力、さらに、ITコンサルタントとして経験した問題解決への取り組みや考え方は、どのような業界・職種においても、必ず活用可能な能力であると考えております。
また、常にコストに関わる意識を持ちながら、システム導入が完成することで、顧客の問題点が解消され、業績にプラスをもたらすことを目標に業務遂行してきました。顧客とのコミュニケーションを第一としながら、分析能力/設計能力・プロジェクトマネジメント・業務知識/ERP知識習得に励んできました。
今後はこれまでの経験を生かし、より高度なITプロジェクト管理はもちろん、経営管理的業務にも携わっていきたいと考えています。
以上
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